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大日本水産会
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平成15年2月7日
水 産 庁 長 官
木 下 寛 之 殿
社団法人 大日本水産会
会 長  佐 野 宏 哉

BUTTON サメ類の国際的な資源管理体制の確立に
向けた取り組みを求める要望書
2002年11月サンチャゴ(チリ)で開催されたワシントン条約(CITES)第12回締約国会議においてジンベイザメ及びウバザメがCITES附属書Uに掲載されるという何の科学的根拠に基づかない決定がなされたことは、資源の持続的利用をめざす我が国の行動と逆行するものであります。

このことは将来、他のサメ類にも影響を及ぼしかねないことから、サメ類を混獲するマグロ漁業界をはじめとする関係業界及び大日本水産会はこの度の採択に到底承服できません。我が国として今回の決定に関し、条約に基づき留保されるよう強く要望致します。

また、2月24日から第25回国際食料農業機関(FAO)水産委員会が開催されますが、FAOは従来からサメ資源の保存と持続的利用に向けて、行動計画に基づき、サメ管理計画を推進しているところであります。FAO及び各国による管理体制の速やかな確立が必要であり、関係各国へこのことを強く働きかけていただくよう要望する次第であります。