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大日本水産会
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BUTTON ASEAN‐SEAFDECミレニアム水産展示会にて
大日本水産会が日本の水産業をアピール
平成13年11月27日
大日本水産会事業部

大日本水産会は、11月21日から24日までの間、タイのバンコクにてタイ政府水産局の主催で開催された「ASEAN‐SEAFDECミレニアム水産展示会」に日本政府のブースの展示を行った。同展示会は「新ミレニアムにおける食糧安全保障のための持続的漁業に関するASEAN‐SEAFDEC会議」に平行して行われた。出展には現地に職員を派遣して展示活動に参加した海外水産コンサルタンツ協会、日本鯨類研究所、海外漁業協力財団、日本水産物貿易協会、海洋水産資源開発センターのほか、企画立案にあたっての意見交換や資料を提供した日本栽培漁業協会、マリノフォーラム21、漁港漁村建設技術研究所、日本水産資源保護協会、漁業情報サービスセンター、全国沿岸漁業開発振興協会、全国水産加工業協同組合連合会、国際協力事業団(JICA)、水産総合研究センター、JICA神奈川国際水産研修センターが委員として展示に協力してきた。

日本ブースの正面には「日本の挑戦」(Japan's Challenge)と記し、展示会のテーマである持続的漁業の推進に対する様々な日本の取り組みをパネル、ビデオ、パンフレット、論文集、魚礁模型等を用いて入場者にアピールした。展示の項目は水産業の現状、水産基本法、TACによる漁業管理、漁業情報サービス、増養殖、漁港漁村振興、便宜置籍船問題、漁場の開発、国際協力、水産物物流、水産業と日本文化、調査捕鯨等の日本の水産業の進むべき道を包括的に扱った。

入場者は特に人工漁礁、中層浮漁礁の模型や沿岸漁場造成、海洋牧場のパネル等の新技術に興味を示していた。また日本人の生活と水産業との深い係わり合いを紹介する鯉のぼりと結納セットの展示に、多くの入場者が関心を示した。

日本政府ブースの向かいには日本捕鯨協会がブースを出展し、鯨類と漁業の競合の問題を中心に捕鯨問題における日本の立場をアピールした。会期中には野間農林水産副大臣やASENAN諸国の閣僚も展示会を訪れた。展示会の出展者数は民間企業約80、政府及び国際/地域機関約30で、4日間の訪問者数は2,200人であった。