大日本水産会は外国人漁業研修生を対象に漁業技能評価試験を実施しているが、17年度に実施した試験では284名が合格した。業種別の内訳はまぐろはえ縄138名、かつお1本釣109名、いか釣15名、底曳網8名、流し網10名、定置網4名となっている。合格した研修生は技能実習生に移行し、漁船乗組員として乗船している。なお、漁業研修生は26地区(自治体)で受入れており、この研修生に1年目と2年目の技能実習生を加えると現在約900名の外国人が日本漁船に乗船していることになる。
業種別合格者数、受入れ地区
漁業種類 |
合格者数 |
受入れ地区(自治体) |
まぐろはえ縄 |
138 |
銚子市、三重県紀北町、尾鷲市、宮崎県南郷町、日南市、土佐清水市、高知県大方町、那覇市、津久見市、土佐市、日向市、室戸市、高知県東洋町、安芸市、高知県夜須町、須崎市、宿毛市、徳島県宍喰町、同海部町 |
かつお1本釣 |
109 |
紀北町、志摩市、南郷町、日南市、高知市、高知県中土佐町、同佐賀町、土佐清水市、大方町 |
いか釣 |
15 |
珠洲市、石川県能登町 |
底曳網 |
8 |
銚子市、珠洲市 |
流し網 |
10 |
銚子市、長崎県南串山町 |
定置網 |
4 |
南郷町 |
6業種 |
284 |
26地区(自治体) |
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