16日午前10時から行われた開会式では中須勇雄会長が主催者挨拶を行い「今回は約150の企業、団体から出展があり、出展規模はほぼ前回並みとなっているが、各地区の協議会、漁協など産地からの出展が多いのが特徴で、地域の特色を生かした美味しい水産物や関連商品の出展が目をひく。さらにこれまでと同様、関西の主だった水産物サプライヤーがこぞって出展している。日本の水産物消費は質量ともに世界最高の水準にあるが、こうした状況に甘えて、特に供給サイドでともすれば売るための努力を怠りがちで、消費者の多様な求めに応じられなくなってきた。食品があり余る中で、こうしたイベントを通じ水産物の良さを消費者に訴え、売込む努力が必要だ。2日間この場を切磋琢磨の場として活用し、成果をあげていただきたい」と語った。
東京でも恒例となった開幕を告げるテープカットには、(株)大水の清水元一代表取締役社長、大阪魚市場(株)の溝上源二代表取締役会長、日本捕鯨協会の高山武弘会長代理、水産大学校の芝恒男理事長代理、島根県西ノ島町の松本茂樹町長、(株)川商の川端勇代表取締役、長崎県漁連の川端勲会長、大分漁協の徳村幸秀本店経済事業部販売課長、佐賀県農林水産商工本部の広瀬茂流通課長、中国新世紀控股集団の谷梅国際貿易部長、境港水産振興協会の米村健治専務、大栄フーズ(株)の岡康人代表取締役それに中須会長が参列し盛大に行なわれた。
出展状況をみると、関西を代表する大阪魚市場グループ(OUG)と(株)大水の2大卸売会社がそれぞれ前回より規模を拡大して出展。東京での来場者支持率ナンバー・ワンとなった(株)ノースイが大阪でも個性的なブースで初出展となった。また、中須会長の挨拶にあった地域、漁協の出展は長崎県、鹿児島県・東町漁協、JFしまね・日本海隠岐活魚倶楽部、佐賀玄海水産物販売強化協議会・唐津水産加工団地協同組合、JFおおいた・かまえ直送活き粋船団、境港水産振興協会などで、地元産の水産物を所狭しと陳列し、入場者の人気を集めた。海外からは中国、ベトナム、インド、アラスカなどが参加している。
|