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第7回インターナショナル・シーフードショー 初日は過去2番目の8,382人が入場 |
第7回ジャパン・インターナショナル・シーフードショーが7月13日東京ビッグサイトで開幕し、初日は昨年を2,200人上回る過去2番目の8,382人が入場し、昨年の落ち込んだ入場者が一気に回復する状況となっている。
開場を前に出展者代表31名が出席して開会式が行なわれ、冒頭、中須勇雄大日本水産会会長が主催者挨拶にたち、「今回は約500の企業、団体が出展して下さったが、うち350が国内、その他海外からも多数の参加を仰ぎ、過去最大規模となった。内容も、主要サプライヤーをほぼ網羅し、高い水準となっている。シーフードショーは、お客様とのパイプを築くこと、商売上の成約といった具体的成果を目的としているのはもちろんだが、今の市場の動き、同業他社の方向を観察し生きた情報を把握することで、次のビジネスチャンスを探る一助として頂きたい」と述べた。 中須会長はさらに、昨今の水産をめぐる状況を踏まえ「中国の経済発展で重油供給がタイトになるなど、今、資源が改めて見直されている。水産資源も無限ではない。むしろ利用は満限に近づいており中長期的には逼迫してこよう。こうした中で、水産業は国民に安定的に、豊かで健全な食を供給していくという、大変意義ある仕事である。環境は厳しいが、このショーを通じて、水産の世界でがんばっていこうという気運を高めてもらうことを切望する」と出展者への期待を表した。 その後、田原文夫水産庁長官、石川賢広日鰹連会長、林毅中国水産流通加工協会副会長、マニ・トリパティ駐日インド大使、福井清計極洋社長、大戸武元ニチレイ会長、田中龍彦ニチロ社長、垣添直也日本水産社長、五十嵐勇二マルハグループ社長、中須会長の10名による恒例のテープカットも行なわれ、15日までの3日間の水産業界最大のイベントがスタートした。 |