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おさかな食べようMail magazine 第12号(平成25年2月15日)
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1.ネットワーク2年目、連携・協働活動を促進します。
メルマガは13号となり新年第1号の発信を迎えました。まだまだ一方向発信が多いところですが、みなさんとの双方交流を目指します。もっと知りたいという多くの読者の方々に、忌憚なく地場のお話、情報、活動物語を発信してください。知ること、知って頂くことがネットワークの原点です。2年目は、コミュニケーションネットワークから、いよいよジョブネットワークに進みます。2月5日に三鷹産業プラザで開催された東京都公立小学校校長会理事会で、校内学習会・校外体験学習への本会会員・ネットワーク会員の人材、施設などの活用につき説明をさせて頂きました。また、今後支援に取り組む文科省「子どもと社会の架け橋となるポータルサイト」の活用・利用についても説明を行いました。84名の校長先生が出席され、緊張する中ではありましたが、話にうなづかれる校長先生も多数おられ、今後のフォーローアップと実現に努めて行きます。実現に当たっては皆様のご協力をお願いすることになります。よろしくお願い致します。校長会理事会説明文はこちらから。
http://www.suisankai.or.jp/topics/mailarchives/2013/0213_01.pdf
神奈川県公立小学校校長会への説明は3月14日です。
2.大分県立津久見高等学校海洋科学校から近況報告です。
1月8日三学期が始まった津久見高等学校海洋科学校です。早速の大掃除と防災訓練。さすがに海洋科学校、危険と裏合せの海洋事業への対応は完璧です。そして12日(土)は臼杵魚市場海鮮朝市に参加、来客と対面、要望に応じて魚を捌き、おろす現場実習です。土曜日には海鮮朝市に参加の機会が多く、生徒は校外における魚販売の現場を体験しながら、実務実習を重ねています。
1月10日、大分県漁業協同組合直営店より講師を招き、校内の食品工場で生徒、県漁協女性部臼杵支部の方々が集まり、ブリの調理方法について学びました。その様子を海洋科吉渡正満主任教諭から頂きました。当日の様子はhttp://kou.oita-ed.jp/kaiyoukagaku/subject/post-94.html
から。また、
三学期行事予定は、http://kou.oita-ed.jp/kaiyoukagaku/3gakki.pdf から。
吉渡先生からのメッセージ、当日のお魚料理教室&試食会に参加した海洋科三年生中島秀成(なかじま しゅうせい)君、同田中羽衣(たなかうい)さんから、メッセージを頂きました。お二人とも就職先が決定、この4月に社会人に旅立ちます。他の同級生の方々ともども頑張ってください。応援しています。
添付情報はこちらをクリック。http://www.suisankai.or.jp/topics/mailarchives/2013/0213_02.pdf
3.関東農政局東京地域センターは、『もったいない! 食品ロス』シンポジウムを開催。
関東農政局東京地域センターは、1月28日 食育シンポジウム「もったいない! 食品ロス
~家庭でできることを考えてみませんか?~」を開催しました。用意された70席はほぼ満席でした。シンポジウム内容は、http://www.suisankai.or.jp/topics/mailarchives/2013/0213_03.pdf
をご覧ください。
私は食品会社に勤務していた時、海外出張の際にはまず現地スーパーを訪問しました。その国でどのような食品が生産・販売され、どのように包装・展示され、消費者がどのように陳列棚にアクセスし、価格がどの程度なのかを見るためです。その時にいつも感じることは、海外では商品が消費期限ぎりぎりの日付まで、棚に陳列され、販売されていることを目にします。日本では消費期限まで十分過ぎる残り期間があるにもかかわらず、棚から回収され、流通業者に返品され、メーカーに返品され、処分されています。食料に尊厳を感じることを忘れた、飽食国家と言われる日本の特異現象でしょうか。先日、目にしたFAO「Global
Food Losses and Food
Waste」報告書に関する記事(https://www.ondanka-net.jp/index.php?category=column&article_id=508
)では、年間世界生産食料の3分の1相当、13億tが失われ、先進国では6.7億t、開発途上国では6.3億t。先進国と途上国では損失の意味が異なると定義、「食品ロス」(loss)は、生産や収穫、加工などの過程で失われるものであり、開発途上国での大きな問題。一方「食品廃棄」(waste)は先進国の大きな問題であり、生産者や小売店などがサイズや形などが規格に合わないものは商品として取り扱わず、捨てたり、飼料にしたり、また、一人前には多すぎる量を提供したり、消費者が食べきれないのに皿に山盛り取り上げ、結局は食べきれず廃棄につながっている、と述べていました。
ホームページ政府広報ライン情報では、日本の年間食品廃棄物は約1900万トン、そのうち、まだ食べられるのに捨てられている「食品ロス」(日本ではロスと表現)といわれるものが、500万~900万トンと言われています。食料の多くを輸入に頼り、食料自給率が40%の日本。このシンポジウムは、食料を無駄なく使うために、食品ロスが生じる原因を学ぶ良い機会になりました。
4.(社)東京都栄養士会を訪問、教えて頂きました。
2月12日、東京都栄養士会を訪問させて頂きました。まずは栄養士会のホームページ
(http://www.tokyo-eiyo.or.jp/) をご覧ください。
同会にはご挨拶の機会が少なく、今後の活動へのご助言を頂きたく考え、ご多忙のところやっとお時間を頂いた次第です。とてもご親切にご助言を頂きました。
(イ)食育とは子供だけに対するものではありません。いろいろな場面の人々、大人も対象です。
(ロ)学校給食だけが団体食ではありません。栄養士会では7部門に分かれた職域ごとの栄養士部会があります。
①学校部会(小学校など給食)
②研究教育部会(専門学校、短大、大学などの団体食施設)
③行政部会(行政機関等の食堂)
④地域活動部会(幅広い世代にわたる食)
⑤集団健康管理部会(事業所、寄宿舎、学校食堂、防衛庁など)
⑥医療部会(医療施設、関係施設、団体など)
⑦福祉部会(介護施設、自衛隊など)
です。それぞれの部門に団体給食の制度があり、食材供給会社、関係産業界にとっては大きな市場だと思います。水産業界はそれらへの適切な販売アクセスを行っていないのではないですか。(ハ)栄養士の方々はメニューを考えるに際して、肉、野菜、水産物など食材のバランス調達に苦労します。そのような場面で適切な食材提案、価格提案、供給情報提案などを行い、採用される機会を広げる努力をされたら良いかと思います。
ご助言頂いた小職は、ご指摘に愕然とした思いと、日ごろの団体食への水産食材の販売アクセスはどのようになっているのか、把握したいと思いました。栄養士会は各都道府県にあります。東京都栄養士会会員は約3,500名、全国では70,000人以上の会員がおられるとのこと。全国の栄養士会については、公益社団法人日本栄養士会ホームページhttp://www.dietitian.or.jp/ を参照ください。たくさんの情報があります。
5.「土佐のおさかな祭り」が開催されました。
1月20日第3回土佐のおさかな祭りが開催されました。開催パンフはこちらhttp://www.attaka.or.jp/kanko/dtl.php?ID=2959を参照ください。今年の開催場所は高知市高知新港漁港岸壁。好天に恵まれ、来場者数は昨年を大幅に上回る7000人を越えました。新鮮な地場魚と地場調理を多くの家族連れ、子供連れが楽しみました。会場へは無料バスが30分ごとに運行されました。土佐名物ドロメは目と鼻先の漁港防波堤外側で漁獲され、実演販売の消費に合わせて、次々に水揚げされてきました。まさに地産地消の本場を体験しました。県海洋漁業調査船「土佐海洋丸」の乗船体験、おさかなクイズ、たたきづくり体験、宗田節のPRキャラクター「宗田ぶっしーくん」、おさかなPR大使&はちきんガールズ、三里中学校吹奏楽部による演奏など、元気いっぱいのイベントが実施されました。土佐の漁業生産情報はこちらhttp://www.suisankai.or.jp/topics/mailarchives/2013/0213_04.pdfです。
6.シーフードショー大阪の開催です。
2月21日(木)~22日(金)は社団法人大日本水産会主催第10回「シーフードショー大阪」が大阪市南港のATCホール(アジア太平洋トレードセンター内)で開催されます。詳細情報はホームページhttp://www.exhibitiontech.com/seafood/osaka_gaiyou.html#gaiyouにアクセスください。
予定小間数210、来場者15,000人が見込まれています。隣接会場では農産品展示会(アグリフードショー)が同時開催されます。この機会にネットワーク事務局では、大阪市立南港緑小学校(http://www.ocec.ne.jp/es/nankoumidori-es/)から5年生28名、先生2名を会場に招待、おさかな学習会を開催します。この学習会は昨年から実施しており、いろいろな水産製品、機材などの展示会場を体験学習会場として活用、生徒の興味を湧き立たせたいと思っています。今回の学習会ではネットワークのジョブネットワークとして中部水産株式会社、株式会社うおいち、そして本会が連携して取り組みます。
7.「おさかな食べようネットワーク図書室」をのぞいてみましたか?
「おさかな食べようネットワーク図書室」をのぞいてみましたか? 社団法人大日本水産会ホームページhttp://www.suisankai.or.jp/バナーサイト「おさかな食べようネットワーク図書室」にある「メールマガジンバックナンバー」「議事録アーカイブ」をご覧ください。本年度のメルマガバックナンバー、シンポジウム議事録がご覧いただけます。読みづらい、見づらいなどのご意見がありましたら、遠慮なくお寄せください。
8.食育推進全国大会が開催されます。
内閣府・広島県は第8回食育推進全国大会を6月22日(土)~23日(日)の両日、広島市南区民文化センター及び県立広島産業会館で開催します。大会テーマは、「おいしく食べる・楽しく食べる・みんな揃って食べる」という食育の基本姿勢を盛り込んだ「おいしい広島、たのしい日本~食育を科学しよう」です。追加情報はホームページhttp://www8.cao.go.jp/syokuiku/more/promotion/convention/8th/index.htmlにアクセスください。本会またネットワーク事務局では遠隔地でもあることから、ネットワークメンバーであり、開催地に位置する広島水産株式会社(http://www.hiroshimasuisan.co.jp/)に出展をお願いし、今後出展にあたり同社と協議しながら、連携・協働出展を実現するように取り組みます。ネットワークメンバーの方々からもご助言・支援、連携・協働をお願い致します。
9.開催されたセミナーの紹介です。
(イ)社団法人いわし食用化協会は、1月30日に(社)日本水産資源保護協会会議室(東京都中央区明石町東和明石ビル3F)において、「漁船漁業の現状とイノヴェーション」をタイトルにセミナーを開催しました。詳しくは、http://homepage3.nifty.com/iwasikai/にアクセスください。
(ロ)OPRT(社団法人 責任あるまぐろ漁業推進機構)は、第4回セミナー「中西部太平洋メバチマグロ 乱獲は止まるか?-メバチ資源回復5カ年計画-への期待」として、1月31日に社団法人大日本水産会大会議室で開催しました。詳細はOPRTホームページhttp://www.oprt.or.jp/top.html にアクセスください。
10.開催されるセミナーの紹介です。
静岡県で教育ファーム推進セミナーが開催されます。タイトルは「ふじのくにの多彩な和食文化の推進」です。開催日は平成25年3月5日(火)です。開催案内の詳細は、以下にアクセスください。
http://www.suisankai.or.jp/topics/mailarchives/2013/0213_05.pdf
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おさかな食べようネットワーク 事務局
(社団法人大日本水産会 魚食普及推進センター内)
〒107-0052 東京都港区赤坂1-9-13(三会堂ビル8階)
Tel:03-3585-6684 Fax:03-3582-2337
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